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一般社団法人 新規事業・新規市場創出研究会

新規市場研究会

株式会社NTTドコモ

NTTドコモの5Gへの取り組み

5Gの幕開け

NTTドコモでは、2019年に日本が開催国となったラクビーW杯におけるマルチアングルでのスポーツ観戦などの先行プレサービスを経て、今年3月25日から商用サービスを開始した。海外では、2019年4月にアメリカと韓国がほぼ同時に商用サービスを早々と開始しているのに対し、日本の遅れを心配する声もあるが、太口氏によれば「5G用の周波数の割り当てのタイミングの差であり、世界のトップランナーと比べてそれほど憂慮するものではない。」とのこと。

5Gの最大のテーマと課題

5Gは、「高速・大容量」はもちろん、これまで4Gまでの進化でははあまり語って来られなかった「低遅延化」「多数同時接続」が最大の特徴である。技術スペックが上がっていくことが、特に法人ユース、エンタープライズ向けのソリューションに対し、様々な貢献ができるものと大いに期待しており、5Gという通信基盤の上で、如何に「ソリューションを創出していくのか」が5G事業における最大のテーマである。このため、NTTドコモでは、限られたリソースの中でエリアをいかに効率良く展開できるかどうかが大きな課題である。また一方、端末も初期はハイエンドクラスになるが、これを一般の方に対しても、それぞれのニーズに合わせ、お買い求めやすい値段でタイミングよく提供していけるのかも5Gに付随した課題であるとしている。

5Gオープンパートナープログラム

NTTドコモでは、5Gソリューションを生み出すため、「5Gオープンパートナープログラム」(https://5gbiz.idc.nttdocomo.co.jp/)をいち早く立ち上げ、現在いろいろな企業、大学、自治体に参加してもらい、ソリューションの創出に向けた活動を行なっている(11月時点で3,500以上の社・団体)。これは、ソリューションを「生み出すパートナー」と「活用するパートナー」の両者をマッチングする重要な場所でもある。このパートナープログラムでは、これまでに22個のソリューションをラインナップに揃え、パートナーと一緒に5Gの商用サービスとして営業活動を行っている。

5Gに対する期待

「遠隔(リモート)」がキーワードになっており、遠隔支援、遠隔監視などのニーズがどんどん高まっていく。特にコロナ下で5Gを始めとする通信技術が担う役割は今まで以上に大きい。例えば、4Kなど高精細な映像が送れる遠隔診断、遠隔医療などの医療・ヘルスケア分野での期待が高まる。また、臨場感を伴うような高精細な映像系のサービスも5Gの特性を活かせる。特にエンターテイメント分野やVR、AR、MRといったXR分野にも注目しており、太口氏は「物理的な制約、ハードルを下げることも5Gの役割であり、Withコロナの時代に、世の中の役に立つような5Gを活用した様々な提案をしていきたい」と語った。
名称
株式会社NTTドコモ
所在地
〒100-6150 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
インタビュー
株式会社NTTドコモ 5G事業推進室長 太口 努 様
※インタビュー内容は2020年9月当時のものになります